◆このサイトに来てくれた子どもたちへ

 みなさんは「桃太郎」や「さるかに合戦」などのお話は知っているよね。絵本で読んだり、紙芝居を見たりしたこともあるでしょう。ほかにも、「雪おんな」などの"こわーい話"や「花さかじいさん」のように灰をまいて枯れた木に花を咲かせちゃうといったマジシャンのような"ふしぎな話"、助けた動物が恩返しをしてくれるといった「鶴の恩返し」の話など、いろいろな話がたくさんあるよね。これらは、昔から伝えられているので「むかし話」といわれたりしている。みんなはどんな「むかし話」を知っているかな。きっと、たくさんのお話が思いつくことでしょう。
 でも、みんなが住んでいる家や学校の近くにも、昔から伝わってきた「むかし話」があることを知っているかな。近くの川や沼にまつわる話、なぜこんな地名がついたのかといった話、その地域に昔あったといわれる"いいつたえ"など、みんなのまわりにも「むかし話」がたくさんあるんだよ。
 このサイトでは、栃木県に伝えられている「むかし話」をみんなに紹介します。きっと、新しいお話にも会えると思うよ。楽しいお話を発見してね。
 

<このサイトの内容>
 

1.昔話を見よう
  栃木県内の昔話をアニメーションにしました。アニメーションを見るには、flashプレーヤーが必要です。
2.昔話を探そう
  探したい話の種類やキーワードなどで「むかし話」を探すことができるよ。また、その話が栃木県内のどの図書館のどの本にのっているかもわかるよ。
3.昔話を聞こう
  県内のいろんな場所で行われているお話の会や楽しいイベントを紹介しています。みんなも出かけてお話を聞いてみよう。
4.お話を作ろう
  お話が途中までで終わっています。お話の続きはどうなるのか、それは君が作ってね。
5.昔話マップ
  「むかし話」に出てくる場所を紹介しています。近くにいったら寄ってみてね。
6.昔話について
  このページです。
7.リンク集
  県内外のむかし話を紹介したサイトや本を探すのに便利なサイト、県内の図書館のサイトなどがのってるよ。
8.掲示板
  読んだ本の話やイベント情報など、みんなが交流できる掲示板だよ。君も読んだお話の感想など聞かせてね。


◆保護者・指導者の方へ

 「民話の杜〜昔話に学ぼう昔話を楽しもう〜」へようこそ。当サイトは、栃木県内に伝わる話をまとめたポータルサイトです。民話、昔話と言葉がごっちゃになっていると思われる方もいるかと思います。この辺の事情について、簡単にご説明しておきます。
 当サイトの企画は、平成15年の春に、県内の「むかし話」をアニメーションにして子どもたちに見せたいということから始まりました。今や小学校でもパソコンの指導が始まり、インターネットの普及も目を見張るものがあります。そこで、より多くの子どもたちに見てもらうためにインターネットサイトにしようと思ったわけです。
 その秋には、企画書をつくり「子どもゆめ基金助成金」の申請をしました。その時のタイトルがデジタル教材「昔話に学ぼう、昔話を楽しもう」というものでした。
 幸いなことに助成金の交付が受けられることになり、本格的な作業を開始したところ、昔話という言葉が気になり始め、ご紹介いただいた栃木県立博物館学芸部長の柏村祐司先生にお会いし、ご指導を受けることになり、下記のようなお話をお伺いできました。

 『昔話、昔語り、言い伝え、伝説、民話、世間話など、昔から口承文学として伝わってきた話があるが、研究者の間では、今は、「昔話」、「伝説」、「世間話」という3つに大別し、それらの総称として「民話」という言葉を使うのが通常である。 』

 そこで、サイト名は「民話の杜」にしようということになりました。しかし、子どもたちにとっては、「民話」というより「むかし話」といった方が馴染みやすいのではないかということで、タイトル以外の部分では、「昔話」または「むかし話」としています。

 先に書きましたように、本サイトは栃木県内の「むかし話」をアニメーションにしたいということで始まりましたが、アニメーションで紹介できる数には限りがあります。そこで、県内の図書館に栃木県の民話の載った本はどんなものがあり、そこにはどんな話が載っているのかわかったら便利ではないかということになり、データベース検索も制作することになりました。現在、私たちが図書館へ行って調べた約3,000話の話がデータベース化されています。
 ぜひ、アニメーションをきっかけに、データベース検索を活用していただき、その話の載っている本を探して、お子さんと読んでみたり、近所にこんな話があったことを話てあげたり、散歩の途中でちょっと寄ってみたりしてほしいと思います。
 また、図書館をはじめとする各地の施設で、お話ボランティア等によるお話会や民話を語る会等がたくさん開かれています。お休みの時などにお子さんと一緒に出かけてみてはいかがでしょう。テレビやインターネットでは味わえない生の語りのすばらしさに接することができると思います。
 
 当サイトを通して、お子さんとの会話が広がり、新しい世界が広がっていってほしいと願っています。さらに、感想や体験談など当掲示板にお気軽にアップいただき、交流の場を深めていってもらえたら幸いです。
 ご意見ご感想もお寄せください。(E-Mailアドレス:info@minwanomori.com


◆当サイトの制作にあたって

 私ども「特定非営利活動法人栃木おやこ劇場」は、すべての子どもたちが、のびやかに、生き生きと過ごせる「子ども時代」の実現のために、生きる力を育む体験活動や、豊かな芸術文化活動づくりをめざし、1989年に創立、2001年にNPO法人となり、様々な活動行っています。
 このサイトは、今の子どもたちが地元に伝わった「むかし話」を通して、「むかし話」の持つ想像の世界の楽しさや不思議さに触れて、地域への関心を深めたり、生きていく力を高めたりする一助になれればと思い企画いたしました。幸いなことに平成16年度子どもゆめ基金(独立行政法人国立オリンピック記念青少年総合センター)の助成金の交付を得ることができ実現の運びとなりました。
 今回の事業にあたっては、みんなで図書館を回って、栃木の民話の載っている本を探し記録し、そこに載っている話を読んで、あらすじやキーワードを書いたり、「むかし話」の舞台となった場所を探し出し、写真を撮ったりといったちょっと たいへんな作業もしてきました。
 でも、その中で、私たちにも新しい発見があり、「むかし話」の世界の深さや豊かさに改めて気づかされました。また、こういった形になって皆さんに見ていただけるようになると、みんなでがんばってきて本当によかったなと思います。これからはこのサイトをより多くの人たちに活用してもらい県内各地で新しい活動の輪が広がっていってほしいと思います。
 私たちもがんばってさらにすばらしいサイトに育てていきます。
 
 最後に、当サイトを作成するにあたっては、栃木県立博物館学芸部長であり下野民話の会の代表である柏村祐司先生に、貴重なお時間を割いていただき、素人である私たちに多くのご指導を頂きました。また、忙しい中、素敵な人形劇を作り、演じてくださったアトリエびっきの加藤美智子さん、劇団くぐつの小川みちこさん。また、短い制作期間とわがままな要望にもかかわらずデータベース検索等のプログラムと素敵なサイトの制作をしていただいた株式会社ステップさん。そして、忙しい職務の中、情報をいただいた県内の図書館、生涯学習担当の皆様。本当にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。


 民話の杜「昔話に学ぼう、昔話を楽しもう」                          特定非営利活動法人 栃木おやこ劇場